サウナ後の皮膚のまだら模様はなに?肌や足が赤くなっても大丈夫?
サウナを出たら皮膚にまだら模様が出てたの。赤いまだら模様が時間が経っても残ってるし、これって大丈夫なのかな?心配になっちゃった!
安心して!悪いものではないし、自然と消えていくよ!赤いまだら模様の正体を説明していくね!
あなたはサウナ後の皮膚のまだら模様が気になったことはありませんか?キリンの模様のような赤いまだら模様が、腕や足などにも出ていて心配になったことは?
私はもともとアレルギー持ちのため、初めて見たときは「サウナでもアレルギーが出た!?」と思って少し焦ったりしました。
今回はこの赤いまだら模様の正体を解説していきます!
目次
サウナ後の皮膚のまだら模様って結局何なの?
サウナ後に皮膚に出る赤いまだら模様の正体は「あまみ」というものです。キリンの模様のようなこのあまみですが、サウナ浴の結果、血行が非常に良くなった際に出るもので、決してアレルギーであったり、体に悪いものではありません。
私も、サウナにしっかり入って体の芯まで温まれた時ほどあまみが出現しやすいです!
出典元:https://kurrimor.com/sauna-amami/(画像をクリックすると引用元のサイトに飛びます)
あまみ出現のメカニズムを説明
以下にあまみが出現するメカニズムを3Stepで示します!
①サウナ中は熱を逃がそうと体中の血管が開き、全体的に赤っぽくなる
暑いときなど、体内に熱がこもると血管は広がる性質があります。これは熱を逃がそうとして、血液が体外の冷たい温度に触れられる面積を増やすためです。サウナ浴中は日常ではこもらない温度の熱が体内に存在するようになるため、これを逃がそうとして全身が赤くなり、汗が出ます。
これが第一段階です。
②水風呂では熱が逃げないように皮膚表面の血管が縮まって白くなる
暑いときの逆で、寒いときは体内の熱を逃がさないように血管は縮まります(締まります)。これは血液が外の冷たい温度に触れて熱が吸い取られないように、血液が冷たい温度に触れる面積を小さくするためです。そうすると、血流が滞るようになり、体の表面は白っぽくなります。
水風呂がまさにこの状態で、10~20℃弱までの冷たい環境では熱を逃がさないように血管が締まり、皮膚が白っぽくなります。
これが第二段階です。
③外気浴中はサウナでの体内の熱と水風呂後の表面の冷感により赤白のまだら模様が出来上がる
外気浴中は、サウナ浴での体内の熱と、水風呂での皮膚表面の冷たさが混在している状態となります。そのため、熱を逃がそうと血管が広がる部分と、熱を逃がさないように血管が締まる部分が混在します。これが上の写真のようにあまみの赤いまだら模様が出現するメカニズムです!
あまみはアレルギーとかではなく、血管の広がりや血流が関係していたんだね~。ちょっと安心したよ~。
サウナ後に皮膚のまだら模様(あまみ)が出るのはどういう時?
あまみが出るのは、サウナと水風呂での温冷刺激の結果、血管が広がって血流がよくなっている時です。このあまみが出た時はしっかりサウナに入れている=「整った」ということになります。(あまみが出ていなくても整うことは可能です。)
整うという感覚ってどんな感じだろうと気になる方は良ければ別記事も見てみてね!
また、あまみが出ているときは、高温のサウナと低温の水風呂を繰り返すことにより血管が収縮と拡張を繰り返し、血管自体の機能、柔軟性が改善している時とも言えます。
あまみを出すには、温度差が重要とされていて、より暑いサウナに入り、より冷たい水風呂に入ることで、濃いあまみが出ます。
さらに、サウナに慣れている人より、慣れていない人の方が出やすいともされています。
サウナ後に皮膚のまだら模様が出た際に気を付けたいこと
あまみが出た場合、「すっきりした~」や「気持ちよかった~」で終わらせてもいいですが、ちょっとした注意点があります。重大な注意点ではありませんが、知っておいて損はないと思いますので、さらっと触れておきます!
スキンケアをしっかりしよう!
あまみが出たということはしっかりサウナに入れたということです。そのため、サウナにより水分や皮膚表面の油分が減った状態となっており、皮膚が敏感になっていることが予想されます。また、あまみが出やすいのは内ももや二の腕など、皮膚が薄い部分ですので、しっかりスキンケアをしないと皮膚にダメージを与えてしまう可能性があります。
よって、いつも以上に保湿や皮膚の保護をしっかり行い、スキンケアを心がけてください。
身体を洗う時は優しく洗うことも忘れずにね!
あまみが消える時間に注意
あまみが消えるまでの時間は個人差によるところが大きいため一概には言えません。早ければ数分、長い人で2日消えなかったという人もいます!
私はいつも、大体10分~20分で消えます!
2日残る人はとても稀だと思いますが、結婚式などの重要なイベント事が控えている人は、念のためサウナは2日前までにしておいた方がよさそうです。
サウナ後に出る皮膚のまだら模様についてのまとめ
ここまでで、サウナ後に出る皮膚のまだら模様の正体についてお話ししました。
・サウナ後の皮膚のまだら模様は「あまみ」というもの
・アレルギーや体に悪い現象ではないため、焦らなくて良い
・あまみが出るのはしっかりサウナに入れた時(=いいサウナの入り方をした時)
・あまみが出た時は皮膚がいつも以上に敏感になっているのでスキンケアが大切
・あまみは数分~2日以内に消える(2日残る人は稀)
まだら模様の正体がわかって安心したよ!あまみが出たらうれしくなっちゃうね!
注意点もしっかり把握して、サウナを思いっきり楽しもう!