桃湯の効能って?7月の季節湯の効果と作り方を解説!
桃湯の効能ってどんなものがあるの?フルーツの桃をお風呂に入れて本当に効果があるのかすごく疑問なんだけど・・・
確かに、植物を浮かべたお風呂って本当に効果があるのか疑問だよね。でも、しっかり効果があるんだよ!効果と桃湯の作り方を解説していくね!
あなたは桃湯の効能をご存じですか?桃湯は7月の季節湯ですが、実際に効果があるのか疑問があると思います。
そもそも桃湯というものがあること自体知らなかった人も多いのでは。
この記事では、桃湯の効能と作り方について現役薬剤師でサウナスパ健康アドバイザー、温泉ソムリエマスターの筆者が詳しく解説していきます。
桃湯ってなに?
桃湯は7月の季節湯です。
桃湯では実ではなくて葉を使いますが、桃は実にも葉にも花にも種にもすべてに効果がある非常に優秀な植物です。
江戸時代には、「夏の土用は桃湯に入る」という風習があったようで、桃湯は昔から親しまれてきたお風呂です。
土用と言ったらウナギを思い出すけど、江戸時代には桃湯にはいっていたんだね!
この桃湯には夏場にうれしい効果があります。
土用の丑の日にウナギを食べて滋養強壮剤とするのと同じように、夏の土用に桃湯に入って体を整える目的があったようです。
桃湯の効能って?
桃湯には夏場にうれしい以下の作用があります。
・消炎作用
・収れん作用
このパートでは、この2つの作用について詳しく見ていきます。
消炎作用
桃の葉に含まれるタンニンという成分には、消炎作用があります。
また、熱も取ってくれるため、肌の炎症を抑えることができます。
夏場は汗もや日焼けなどによって肌トラブルが非常に多くなる時期ですので、桃湯に入ることでこれらの症状を改善できる可能性があります。
収れん作用
こちらも桃の葉に含まれるタンニンという成分によるものです。
収れん作用とは、たんぱく質を変性させて、皮膚や血管を縮める作用のことです。
これにより毛穴が収縮するため、肌がきめ細かくなるとともに過剰な汗の分泌も抑えることができるため、あせもの原因を抑えることにもつながります。
たんぱく質の変性と聞くと不安になるかもしれないけど、収れん作用は安全なものだよ!
桃湯の作り方は?
桃湯には実ではなく葉を使用します。
生の葉、または乾燥した葉を大きめに刻んでお湯で15分程煮出します。
これを葉ごと湯船に入れるだけ!
葉が散らばって嫌だという場合は、100円ショップなどに売っているティーパックに入れても良いです。
色づいたお湯が程よく心地よい香りを放つので、肌への効果だけではなく、リラックス効果も得られるでしょう。
桃の葉はオンラインショップや漢方薬局などで売っているよ!
桃湯の効能や作り方まとめ
・桃湯は江戸時代から親しまれている薬湯
・桃湯は7月の季節湯になっている
・桃湯には消炎作用、収れん作用があり、肌トラブル防止効果が期待できる
・桃湯は桃の葉を煮出してお風呂に入れるだけ
桃湯もちゃんとした効果があるんだね!植物だけだと効果が疑わしかったから、ちゃんと知れて良かったよ!
夏場の肌トラブル予防のために、桃湯に入ってみてね!暑い夏こそ湯船でリラックスが必要だよ!
夏は暑くて湯船に入りたくない人も多いかもしれませんが、夏こそ疲労回復や肌トラブル防止のために湯船での入浴が大切です。
是非桃湯にして、入浴の気分を高めてみてください!