F1のDRSはつまらない?!仕組みやルールや意見をまとめて解説します!
F1のDRSがつまらないっていう意見を度々見かけるんだけど、実際どうなの?いろんな人の意見を聞きたいな!
DRSが導入されてつまらなくなったっていう意見は多いね!DRSの仕組みやルールも含めて解説していきます!
あなたは現在のF1のDRSはつまらないと思いますか?DRSは不要だと思いますか?
SNSでは現代のF1がつまらなくなったという意見の中に、DRSのせいだというものがあります。
この記事では、本当にDRSはつまらないのか、筆者の意見を交えて考察していきます!
この記事で、DRSへの不満を持っている方がもやもやを共有して、それを晴らして、またF1を楽しめたらいいなと思っています!
目次
F1のDRSはつまらない?仕組みとルールの解説
F1のDRSはつまらないのかについて考えるには、DRSの仕組みとルールを知らないといけません。
ということで、このパートでは簡単にDRSの仕組みとルールをおさらいしていきます!
DRSの仕組みって?
DRSとは「Drag Reduction System」の略で、車の後ろの翼(リアウイング)の空気抵抗を減らすことで直線スピードを向上させることを目的としたシステムです。
通常では、リアウイングが閉じた状態で、ここに空気をぶつけることで、車体を地面に押し付ける力であるダウンフォースを生み出すことができます。これにより高速でカーブを曲がっても遠心力で車が外に飛んでいかないようになっています。
このダウンフォースはカーブを速く曲がるためのものなので、直線の走行時にはあまり必要ありません。
むしろ、ダウンフォースは車体に地面との強力な摩擦を生んだり、空気抵抗を発生させるため、車が前に進む力を弱めてしまうデメリットがあります。
それであれば、ダウンフォースがあまり必要ない直線で、リアウイングの空気抵抗を減らして、コース上での追い抜きを増やそう!ということから開発されたのがDRSです。
DRSを作動させると、通常は直線スピードが15㎞/h、前車のスリップストリームを利用した場合は20km/hも追加で速度が上昇します。
2023年のレッドブルは、空力性能が良すぎるので、DRSを使用したときの直線スピードの伸びが30km/hにもなるみたいだよ!
他の車の2倍向上するんだね!どうりでレッドブルが圧倒的な速さを見せているわけだね!
DRSのルールって?
DRSのルールは規則でたくさん決まっていますが、レースを見るうえで知っておくべきことは2つのみです。
1つ目は、DRSが使用可能な場所です。
DRSは各サーキット毎に使用できる区間が設定されています。DRSが使用できるのは、オーバーテイクが発生しやすいと考えられる直線のみです。
DRSは、計測地点、DRS開始地点、DRS終了地点の3か所からなり、これをひとまとまりとして、各サーキットに2~3か所設置されています。
2つ目は、DRSを使用できるタイミングです。
DRSは前車からのタイム差が計測地点で1秒以内でないと開始地点から使用できません。
そのため、前車は計測地点での差を1秒以上に、後続車は前車との差を1秒以内にしようと必死に運転しなければいけません。
F1のDRSはつまらないのか?SNSの意見
DRSの仕組みとルールをおさらいしたところで、F1のDRSはつまらないのかSNSの意見を見ていきましょう。
DRSはF1に必要か?否か?
— ふみちゃん(Gさん)(けむりちゃん)♂F1ブロガー✏️ (@humichan2) May 2, 2022
個人的にはDRSな無いF1はつまらないと思うのですがベッテルなどはDRSに反対のようです
F1にDRSは必要か?否か?でお願いします#f1jp #f1jp
Xにアンケート結果があったのでお借りしてきましたが、思いのほか肯定的な意見が多いことにびっくりしました。SNSでは肯定的な意見より否定的な意見が目立ちやすいから、DRSに否定的な人が多いイメージが付いたのかもしれません。
また、DRS開始当初はそのシステムに慣れずに否定的な意見が多かったようですが、現在は慣れてきて否定的な意見を目にする頻度も少なくなってきました。
このアンケートの結果はそれを反映しているのかもしれないね!
他にも意見を探していると、否定的な意見としては
新規のF1ファンにはいいかもしれないが、昔からのファンからしたらDRSはいらない。こんなものがあるから、追い抜きはDRSに頼ってタイヤをセーブするからスリリングなバトルが見られない。
という意見だったり
DRSによって後続車が簡単に追い抜きができてしまうのは見ていてつまらない
という意見があったりしました。
どれも白熱のバトルが減ってしまうことが否定的な意見なんだね!
肯定的な意見としては
DRSつまらないと思ってたけど、故障で全車使えない状況を初めて見て、それはそれでつまらないんだなと思った。
という意見や
今回のレースはDRSのおかげでたくさんオーバーテイクが見られて、見てる側としては大興奮でした!
という意見がありました。
あなたの意見と似たようなものはあったでしょうか?
F1のDRSはつまらないのか?筆者の意見
ここまでで様々な意見を見てきましたが、筆者はDRSに賛成です!
近代のF1は空力性能の発達が著しく、少しでも乱流を車に当ててしまうと途端にダウンフォースが抜けたりして前車に追いつくことが難しくなります。
つまり、前車の1秒以内までは追いつくことができるけど、それ以降は極端な速度差やタイヤ性能の差がない限り、DRSがないと追い抜きが非常に困難になるということです。
全く追い抜きのない単調なF1を2時間も見ていられる自信はないかもしれないなぁ。
DRSのせいで迫力のあるバトルが見られなくなった、DRSのせいで追い抜きが予想できてしまってつまらないという意見は昔と今の違いからくるのではないかなと思います。
DRSがなくてもサイド・バイ・サイド、ホイール・トゥ・ホイールの大迫力のバトルはありますし、DRS圏内の1秒差に入るか入らないかという見た目には分かりにくい攻防戦もとても面白いです!
DRSがなくなったらきっと、追い抜きがない、レースが単調という理由でのF1がつまらないという意見が出てくると思います。
F1は今でも十分楽しいですし、今の状況でどう楽しむかだと思います!
F1のDRSはつまらないのか?まとめ
この記事ではF1のDRSはつまらないのかについて、意見をまとめて見てきました。
・DRSは空気抵抗を減らしてスピードを上昇させるシステム
・DRSは一定区間で前車と1秒差以内の時に使える
・DRSは追い抜きが簡単すぎてつまらないという否定意見がある
・DRSは追い抜きが増えて面白いという肯定意見もある
・筆者はDRSに肯定的(目に見えない攻防が面白いと感じる)
DRSには肯定的意見も否定的意見もあるけど、みんなDRSに慣れてきているみたいだね!
DRSに対して否定的な人の気持ちもすごくよく分かるけどね!もっと昔のような白熱したバトルがたくさん見たい!という気持ちは同じ!
現在のF1はショーの要素が強くなってきていて、純粋なバトルが見にくくなりつつある気がします。DRS自体は良いシステムだと思いますが、いいシステムもショーの一部と見られないように、うまく運営していってもらいたいです。
この先もずっとおもしろいF1が見られることを願っています!