F1のサーキットの長さって?1周に要する時間と走行距離を解説!
F1のサーキットの長さってどれくらいあるのかな?あんな速い車が丁度良い具合に走れる1周の走行距離距離ってどれくらいなんだろう?
F1は総走行距離がルールで決まっていたりするよ!それも含めてみてみよう!
あなたは、F1サーキットの長さがどれくらいか、どれくらいの走行距離をどれくらいの時間で走っているのか気になりませんか?何となくのイメージはできても、しっかりとした数字を意識したことがない人も多いのではないでしょうか?
私もF1を見始めた当初は、1周のタイムは意識しても、それがどれくらいの長さを走った結果のタイムなのかは調べるまで知りませんでした。
この記事では総走行距離のルールと、代表的なサーキットの距離・時間について解説していきます!
目次
F1のサーキットの長さ(走行距離)はどれくらいなの?
結論としては、F1のサーキットの長さ(走行距離)は、場所によりまちまちですが、5㎞前後が多いです。5㎞というと、大体東京駅から新宿駅までの直線距離(正確には6㎞くらいですが・・・)で、なかなかの距離であることがうかがえます。また、総走行距離は305㎞を超えることと決まっており、モナコグランプリを除いて、すべてのレースで305㎞以上を走破します。これは東京駅から三重県にある伊勢までの直線距離とほぼ同じです。1レースでこんな距離を走ってしまうなんて驚きですね!
1周が一番長いサーキットは?
1周が一番長いサーキットは、ベルギーグランプリが開催される、スパ・フランコルシャンサーキットです。その距離は7.004㎞で、2023年に開催される全24戦のサーキットの中で、唯一1周が7㎞を超えています。高低差が104mもあるためアップダウンが激しく、アクセル全開で走行する距離も長いのが特徴です。昔からレースが開催されており、数々の名場面も記録されている名サーキットです。
最高速度は時速330㎞も出るサーキットで、超高速のF1マシンを体感できるよ!
1周が一番短いサーキットは?
1周が一番短いサーキットはモナコグランプリが開催される、モンテカルロ市街地サーキットです。その距離は3.337㎞で、2023年全24戦のサーキットの中で、唯一1周が3㎞台のサーキットです。
モナコは平均速度が遅いのが特徴で、ほとんどのサーキットで平均速度は時速200㎞を超えるのに対し、モナコグランプリは時速170㎞ほどです。そのため、305㎞を超える周回数を終えるのにはかなりの時間がかかります。また、モナコグランプリは市街地を封鎖して行われるため、封鎖される時間が長いと、都市機能にも影響が出てしまいます。
大人の事情も含めて、モナコグランプリは特別に260㎞を超える最少周回数と、ルールが定められています。
追い抜きがとても難しいサーキットで退屈なレースになりがちだけど、世界中からセレブが観戦に来る、F1の代名詞とも言えるグランプリだよ!
F1日本GP開催地、鈴鹿サーキットはどうなの?
F1日本グランプリが開催される鈴鹿サーキットは5.807㎞で全24戦中7番目の長さです!
鈴鹿サーキットのコースは運転は難しいけど、ハマればとても滑らかに気持ちよく走れるレイアウトのようで、数多くのF1ドライバーが大好きなサーキットとして名前を上げるコースです。
セバスチャン・ベッテル選手は鈴鹿のサーキットも日本文化も日本のファンも大好きで有名だよ!
難しいコースが大好きなんて、レーサーは本当に運転が好きなんだなぁと思わされるものです。
F1のサーキットの長さ(走行距離)と最速タイムの比較
最長距離と最短距離を確認したところで、各サーキットの1周の距離(長さ)と、1周の最速タイムはどれくらいなのか、表にして比較してみましょう!
サーキットの長さと2022年の最速ラップ比較
まずは第1戦~第9戦まで見ていきます!
※ラップタイムの表記は(分):(秒).(コンマ以下)です。タイム横のカッコ内は最速タイムを記録したドライバーの名前/所属チーム名です。
1周の距離 | 全周回数/総走行距離 | 最速ラップタイム | |
バーレーンGP | 5.412km | 57周/308.238km | 1:30.558(ルクレール/フェラーリ) |
サウジアラビアGP | 6.174km | 50周/308.450km | 1:28.200(ペレス/レッドブル) |
オーストラリアGP | 5.303km | 58周/307.574km | 1:17.868(ルクレール/フェラーリ) |
イタリアGP(雨) | 4.909km | 63周/309.050km | 1:27.999(フェルスタッペン/レッドブル) |
アメリカ・マイアミGP | 5.412km | 57周/308.326km | 1:28.796(ルクレール/フェラーリ) |
スペインGP | 4.675km | 66周/308.424km | 1:18.750(ルクレール/フェラーリ) |
モナコGP | 3.337km | 78周/260.286km | 1:11.376(ルクレール/フェラーリ) |
アゼルバイジャンGP | 6.003km | 51周/306.049km | 1:41.359(ルクレール/フェラーリ) |
カナダGP(雨) | 4.361km | 70周/305.270km | 1:21.299(フェルスタッペン/レッドブル) |
イタリアGPは晴れていれば1:18台で走れるよ!
続いて第10戦~第22戦です!
1周の距離 | 全周回数/総走行距離 | 最速ラップタイム | |
イギリスGP(雨) | 5.891km | 52周/306.198km | 1:40.983(サインツ/フェラーリ) |
オーストリアGP | 4.318km | 71周/306.452km | 1:04.984(フェルスタッペン/レッドブル) |
フランスGP | 5.842km | 53周/309.690km | 1:30.872(ルクレール/フェラーリ) |
ハンガリーGP | 4.381km | 70周/306.630km | 1:17.377(ラッセル/メルセデス) |
ベルギーGP | 7.004km | 44周/308.052km | 1:43.665(フェルスタッペン/レッドブル) |
オランダGP | 4.252km | 72周/306.144km | 1:10.342(フェルスタッペン/レッドブル) |
イタリアGP | 5.793km | 53周/306.720km | 1:20.161(ルクレール/フェラーリ) |
シンガポールGP | 5.065km | 61周/308.828km | 1:49.412(ルクレール/フェラーリ) |
日本GP | 5.807km | 53周/307.471km | 1:29.304(フェルスタッペン/レッドブル) |
アメリカGP | 5.513km | 56周/308.405km | 1:34.356(サインツ/フェラーリ) |
メキシコGP | 4.304km | 71周/305.354km | 1:17.775(フェルスタッペン/レッドブル) |
ブラジルGP | 4.309km | 71周/305.909km | 1:11.674(マグヌッセン/ハース) |
アブダビGP | 5.281km | 58周/306.183km | 1:23.824(フェルスタッペン/レッドブル) |
これで見ると、シンガポールGPが一番1周に時間がかかっていますが、1周の距離は5㎞ほどと平均的な長さです。これは、コースがクネクネとしていてスピードが出せない結果、1周のタイムが遅くなってしまうということです!
1周が一番長い=一番時間がかかるというわけではないんですね!
イタリアとアメリカは2回別々のサーキットでレースがあるんだね!
2022年はフェラーリが最速ラップを取ることが多いね!
F1のサーキットの長さ(走行距離)についてまとめ!
いかがでしたか?
F1のサーキットの長さと1周のタイムがよく分かったと思います!
東京駅から新宿駅までの距離を2分足らずで走ってしまうなんて驚きだね~
電車でも14分かかるから、F1がいかに早いかがよく分かるね!
こんなに速く走るために、選手たちはしっかりとしたトレーニングが欠かせません!
選手の身体の強さやトレーニング方法が気になる方は、ぜひ別記事も読んでみてください!